ニキビについて学ぼう
ニキビを治すための内服薬について
ニキビの治療といえば塗り薬を想像する人が多いでしょうが、
症状によっては医師から内服薬が処方されることもあります。
赤みのあるニキビや化膿したニキビについては
ニキビの炎症を抑える目的や殺菌で抗生物質が処方されることがあります。
皮脂が過剰に分泌されてできるニキビの場合、
皮脂を抑制する効果のあるビタミンB2やB6などのビタミン剤によって、
皮脂を抑制しコメドをつくりにくくするようにします。
ホルモンのバランスによってできるニキビもあり、
これらにはプレグナンジオールやメサルモンFといった薬が
男性ホルモンやプロゲステロン(女性ホルモン)の分泌を抑える役割をします。
角化異常やターンオーバーの不全によって起きるニキビの場合には、
ターンオーバーを正常化し、皮脂分泌を抑制する働きをする
ビタミンAの一種であるイソトレチノインが効果的です。
また、すべてのニキビには、ニキビを悪化させる活性酸素を抑制する抗酸化剤として、
アルコルビン酸(ビタミンC)やビタミンEなどが処方されることになります。